お松曳が開催されました!

今月7日にお松曳が開催され、村外から多くのお客様がいらっしゃいました。村は総出でお祭りを盛り上げて、参加された多くの方々からまた来年来たいとおっしゃっていただきました。今回の記事はそんなお松曳の経過をご紹介します!

朝お松曳に使う修羅を組み立てるため、丹波山村文化保存会のメンバーを中心に国道411号道沿いの駐車場に集まり、作業が開始されます。事前に切っておいた分と各家庭の玄関に飾られていた松や竹などを修羅に組み込んでいきます。この日ばかりは村外に住んでいる人たちも村に戻ってきて作業を手伝い、村は賑やかさを取り戻します。

正午ごろ、およそ1トンの重さに完成した修羅の周りに続々と人が集まってきます。いよいよ今年もお松曳が始まると人々の熱気は徐々に高まります!

村の青年たちが主導して参加者の皆様にご挨拶と簡単なご説明、そして村長と氏子の会長が鏡割りを行い、いよいよ祭りはスタートします!威勢のいい掛け声とともに長い綱を参加者みんなで引っ張ります!そしてお祭りの主催者側の若者たちが参加者の方々へお酒を振舞います。寒空の下、升を首に下げた参加者たちは掛け声とともにお酒を振舞われながらワイワイ綱を引きます!

途中何度か休憩が入りますが、その都度出店やパフォーマンスが参加者を楽しませます。お囃子と共に踊る獅子舞や地元商工会やカフェなどが飲食を販売し、街道沿いの民家からはなんと!お菓子やミカンが降ってきます!

終点までたどり着いた修羅は文化保存会のメンバーを中心となって解体され、お焚き上げの準備に入ります。松や竹を高く積んで正面に今年の干支である猪を飾りしめ縄を巻いて完成です。

日が沈み始め、たくさんの人々でごった返していた街道は日常の風景を徐々に取り戻していきます。雪が降りお焚き上げが行われるまでお松はこのままです。

人々の心が一つになり修羅を引く熱気あふれるお松曳と共に、丹波山村のお正月は終わりを告げます。気は早いですが、あの一体感を味わったらまた来年のお松曳が待ち遠しいですね。来年もより多くの方のお松曳へのご参加をお待ちしています!