神楽坂で丹波山村フェア開催しました!

神楽坂で10月末から1週間開催された丹波山村フェアは、大勢の方々にお越しいただき、盛況のうちに終わりました。
丹波山村地域おこし協力隊の坂本さんのレポートです。

地域おこし協力隊の坂本裕子です♪

こんにちは。丹波山村地域おこし協力隊の坂本裕子と申します
2018年5月から「発酵食品で地域おこし」を大きなテーマに丹波山村で活動しています。
10月27日(日)~11月2日(土)までの7日間、神楽坂駅から徒歩2分の場所にある「むらむすび」にて【丹波山村フェア】を開催させて頂きました。

ことの始まりは、9月の頭…

私が製造・販売しているオオカミ印のピクルスの委託販売をお願いしにむらむすびへ伺いました。
むらむすびは秋田県東成瀬村のアンテナショップとして作られたお店です。人づてに紹介して頂いた店舗なので、お店に行ったことも店長さんとお話した事もありませんでしたが、「むらむすび」には日本中の村と村を結ぶという意味も込められているので、メールで委託販売のお願いをすると店長さんは快諾してくださいました。でも、会った事もない私の商品を販売していただくのもなんだかな……せめてご挨拶だけでも……とお店へ伺いました。
はじめましての店長さんでしたが、とっても穏やかな雰囲気の方でいろいろなお話しをさせて頂きました。その中で、丹波山村の食材でお食事を提供するお店をやりたいけれど、村にはそのまま使えるような建物はないし、私には建物を修繕するお金もない、というような話をしたら、「じゃ、ここを使えば?昼間は営業していないからランチやってみたらいいよ。とりあえず、来月中に1週間くらいできたらいいね」とご提案くださいました。

怒濤の準備スタート!

「え?!」「え?!」「え?!」とパニックになる私。笑
「そんな事ってある?!ご挨拶に来てランチ営業のお話しをもらえるなんて!すごくね?!あ。でも、何からやればいいんだろ……」という感じで、始まった今回の丹波山村フェアでした。
メニューは?
価格は?
物販はどうする?
丹波山村を知らないお客様にどうやってアピールする?
ひとつひとつの課題をいろいろな方に相談に乗ってもらい、手伝ってもらい、形にしていきました。
私の理想が高いのだと思いますが、理想と現実のギャップを埋めるという作業が私にとってはとても難しかったです。
一人でお店を回さなければならなかったので、メニューは1種類とさせていただきました。
内容は…
原木舞茸ごはん、原木舞茸のすまし汁、鳥ハラミの唐揚げ、切り干し大根、わらびのピクルス、ハヤトウリのからし漬け。
鳥ハラミは東成瀬村のものを使わせて頂きましたが、ほとんどの野菜は丹波山村のものを持っていきました。

税込1100円としました。

店頭に出す看板を作ってもらい、荷物の搬入を手伝ってもらい、飼い猫の世話をお願いし、たくさんの方に支えて頂きながら準備を進め、丹波山村フェアが始まりました。

そして迎えた初日!

初日、緊張の余り、えづく(おえ。笑)。
お客様がドアを開けた時のカランカランという音が聞こえるのが嬉しくて嬉しくて。
私のご飯を食べに来てくださる方がいるんだ!という事にとても興奮していました。
むらむすびの常連さん、私の友達、丹波山村が好きな方、登山が好きな方、原木舞茸が好きな方、通りすがりの方などなど、たくさんのお客様と丹波山村のお話しをしました。
どんな所にあるの?どんな暮らしをしているの?なんで移住したの?
村の話から私の話まで、皆さんたくさんお話してくださいましたし、質問してくださいました。
「今度、丹波山村へ行くよ!」と言ってくださったお客様もいらっしゃいました。社交辞令かもしれませんが、それでもとっても嬉しかったです。

丹波山ならではの逸品も販売

物販は、丹波山村ならではのものばかり持っていきました。
ピクルス、原木舞茸のだしパック、鹿カレー、日本ミツバチのハチミツ(非加熱です)、丹波山村のじゃがいもで作ったタバジャガビールなどなど。
たくさんは採れないけれど、丁寧に作っているものばかりです。それらの商品を販売できたことはとても良かったと思います。

お客さまの温かさを感じた1週間

神楽坂という土地柄もあるとは思いますが、お客様は皆さん温かく、リピートしてくださるお客様も多く、本当に有難かったです。
7日間で約120名の方がお店に来てくださいました。
毎日反省し、できる限り改善し、少しずつ視界が広くなり、頭は冷たく体は熱くまで慣れてきた頃に7日間が終わってしまいました。あーあ。笑
体はへとへとでしたが、心はとっても満たされていました。
楽しかったなぁ。

次回はジビエ?! こうご期待!

店長さんからは、常連さんにも大好評だったし、できるだけ早くまた丹波山村フェアをやりましょう!と言って頂きました。
猟期も始まりましたので、次回は鹿肉で丹波山村をPRしたいです。
今回のフェアはたくさんの村民の方と一緒に作り上げました。皆さん快く知恵を、手を貸してくださいましたし、応援してくださいました。その事は私にとってとても大きな自信となり、財産となりました。
今後も続けていけるよう頑張りますので、見守っていただけると有難いです。
本当に本当にどうもありがとうございました。