【奥多摩穴場イベント】火を囲んでみんなで宴会!お松曳のその後「お松焼」
2019.02.11Mon
先月ご紹介したお松曳には、最後に修羅と呼ばれる山車に乗せた松や竹などを各地域ごとに集め、お焚き上げをする「お松焼」と呼ばれる工程があります。
これは、基本的には実施する日にちが定められていて、1月の14日とされていますが、丹波山村のお松焼は雪が降らなければ行われないのが通例ですので最近は14日ましてや1月中に行われた例は少ないとのことです。
そんなことで、今年は2月1日に大雪が降りましたので、その翌日である2日に開催されました。村民は高く積まれた松竹の前を通るたびに今か今かとお焚き上げの時を待っていたことでしょう!
さて、午後4時頃から、村内の各地域から白煙が上がり始めました。遠くから見るとけっこう驚きます。何も知らない人が見たら何事か!と驚いちゃうかもしれませんね。
こちらは宿(しゅく)地域のお松ですね。これは村内でも一番大きいサイズのお松なので燃え方もすさまじい!消防団の方がたくさん待機しつつ燃え上がるのを見守っています。
村の各地区では道祖神様がいらして、基本的にその近くでお松焼を行い、火をつける際にはこうのようにお神酒を捧げます。
勇猛果敢に松や竹を炎に投げ込む姿は迫力がありますね。実際、近づいてみると結構熱くてびっくりします!
こちらは押垣外地区のお松です。消防団の方が見回りにきていますね。
こちらは奥秋地区のお松焼の様子です。皆さんお松を囲んで早速酒盛りです。奥秋地区にあるキャンプ場の敷地内で行われています。楽しそうですねえ~。
私もはんぺんの炭火焼をいただいちゃいました。香ばしくっておいしい!
こちらでも道祖神様にお神酒をお供えしています。このような伝統は大切にしていきたいですよね。
お松焼は積雪との兼ね合いもあってなかなか日にちを確定できないのはしょうがないところではあるのですがこのささやかな、お正月の終わりを告げるお松焼ののどかな雰囲気をぜひ皆さんにも味わっていただきたいものです。きっと知らず知らずのうちにあなたもお酒を勧められ宴会の中にいることでしょう。