丹波中の生徒達が丹波山の未来を考えました
2020.11.17Tue
先日の土曜日、丹波中学校で「課題解決学習発表会」が行われました。
丹波中学校では毎年、総合的な学習の時間に課題解決学習を行っています。
その目的の一つに、
ふるさと「丹波山村」の現実を見つめ、未来の村のあり方について共に語り合う場とする
とありました。
毎年、村長と教育長を来賓に迎え、 生徒たちが一人づつスライドを使って発表します。
私はどんな発表が聞けるのか楽しみにしていましたが、その内容は私の想像を超えるすばらしいものでした。
どうすればもっと丹波山村に観光客をとりこめるのか、アンケートやツイッターを駆使して考えた生徒もいれば、
丹波山村の特産品を使用して具体的な新商品を考えた生徒もいました。
また丹波山村の歴史を調べ、これから住人や観光客を増やすにはどんな手段があるかを考えた生徒など、
ここでは紹介しきれませんが、時折笑いをとりながら発表する生徒もいたり、堂々とした発表が続き、関心しっぱなしの2時間でした。
特に3年生は1年生の時から3年計画で一つのテーマについて掘り下げていく生徒も多く、他ではなかなか経験できない素晴らしい学習だと思いました。
過去にはこの場で発表した内容が商品化され道の駅で現在販売されている商品もあるそうです。
丹波山村には高校がないため、丹波中学校を卒業したらほとんどの子が丹波山村を出て行くことになります。
そしてその後大人になってから丹波山に戻ってくる子は多くないというのが現状だそう。
それは現在丹波山村にいる子供たちのほとんどが山村留学で来ている子たちということもその原因のひとつなのかもしれませんが、
最後の生徒会長の言葉で「戻って来たくなるような村にしていってほしい」と大人たちにむけて発した言葉が個人的にとても心に残りました。
丹波山村には都会にはない大自然に囲まれた小さな村ならではのたくさんの魅力をもっています。
私もブログを通して一人でも多くの人に丹波山村の魅力を発信していけたらいいなと思いました。
良い刺激とアイディアをくれた生徒たちにありがとうを言いたいです。
この発表会の様子は後日、村のローカル放送で放映される予定があるそうです。村民の方はぜひご覧になってください。