丹波味噌の仕込み完了!

春のお彼岸頃になると、丹波山では味噌の仕込みが始まります。
丹波山のお味噌は、麦麹と米麹を混ぜ合わせます。この配合で作る味噌って、珍しいんだそうです。でも村人はみんな、小さな頃からこの味に親しんでいるので、「丹波の味噌じゃなきゃダメだ」という人も多いんです。

味噌造り開始!

春というにはちょっと寒い日でしたが、味噌の仕込みをしました。講師はこのブログでおなじみの「出張!丹波山村」の女将・坂本裕子さん。味噌ソムリエの資格を持ち、丹波山の味噌造りを引き継ぐべく活動中です。

ふっくら煮られた大豆

一晩つけた大豆を大鍋で煮て、アツアツのうちにつぶします。機械のほうが早いですが、ビニール袋に入れて手でつぶすこともできます。

機械でガシガシつぶします。モンブランみたい?
ビニール袋に入れて、手でつぶすこともできます

麦麹と米麹、塩を混ぜて、塩切り麹をつくります。

手前が麦麹、左奥が米麹、右奥が塩
まんべんなく混ぜて、塩切り麹を作ります

大豆と塩切り麹、煮汁を混ぜ合わせます。

大きなボールを使って、たんねんに混ぜていきます。結構、力仕事です

まぜ上がったらおにぎりくらいに丸めた「味噌玉」をつくり、味噌樽に投げ入れます。これ、遊んでいるわけではなく、空気が入らないようにしているんです!

味噌樽の底に向けて投げつけます。なんだか楽しい♪
空気が入らないように敷き詰めます

味噌玉が敷き詰められたら、新聞紙で蓋をします。

結露を防ぐために新聞紙で蓋をします

このあと冷暗所に保存し、途中でかびを取ったりしながら熟成を待ちます。1年後にはおいしいお味噌の完成です!
丹波山では、辛子をまぜた南蛮味噌などの加工品も販売しています。ぜひお試しくださいね!

味噌蔵で熟成中のお味噌たち。時間が経つほど、味に深みが出ます