令和6年 丹波山消防団 出初式

丹波山村消防団の出初式が令和6年1月14日に行われました。前日の夕方に雪が降りましたが、式典当日は雲一つ無い日本晴。冷え込む朝の空気に包まれながら真新しい法被に身を包んで家を出ました。

消防団の出初式は丹波山村における重要な行事の一つです。丹波山村と隣の小菅村には大月消防署の主張所がありますが、初期消火を担う消防団の存在は無くてはならない存在です。

人口530人の村で消防団に所属している消防団員は43人。地元の人だけでなく、役場職員や移住者、地域おこし協力隊員も大勢参加しています。

出初式の日、朝から村の消防団員たちが集まり式典の準備を進めます。消防団員たちは、伝統的な法被姿の消防服を着用し、旧村役場から丹波中学校までを消防車両と共にパレードし、堂々とした姿で式典に臨みました。

出初式のハイライトは、丹波中学校校庭での消防操法。消防学校に入校した団員による小型可搬ポンプによる消化訓練が披露され、村民の方々に観ていただきました。

消防団の出初式は、地域社会の一体感と防災への取り組みを象徴する行事です。地方の小さな自治体の消防団に対してネガティブな印象を持っている人もいるでしょう。お酒の席や訓練など、、、面倒だな〜と。丹波山村消防団ではお酒を強要したりしませんし、訓練は平日の夜間に行います。もちろん参加は任意です。皆が参加しやすい雰囲気と体制を整えています。

都市部に住んでいた時は、どこか他人事のように感じていた防災意識。この村に来てそれはなくなりました。全ては、自分たちの村は自分で守る!そういった私事として訓練に励んでいます。

この日は、それをより一層強く感じた一日でした。