令和7年 出初式の様子
2025.01.21Tue

丹波山村では昨年村内で2件の火災が発生したことを受け、本年の出初式は、例年以上に厳粛な雰囲気の中で行われました。
式典は、消防団員による市中行進から始まり、団旗のもとに整列した隊員たちは、厳粛な表情で式典に参加しました。来賓の方々を迎え、村長からの訓示では、昨年の火災を教訓とし、より一層の防火意識と、地域住民への啓発活動の重要性が述べられました。
出初式は、単なる行事にとどまらず、地域住民の防火意識を高め、災害に備えるための重要な機会です。消防団員一人ひとりが、地域を守るという強い使命感を持って活動していることが、式典を通して実感することが出来ました。
丹波山村に移住する前は、消防団に入ろうなんて考えもしませんでした。仕事の後に訓練をしたり、夜間巡回したり、飲み会に誘われるのも嫌でした。しかし、丹波山村には消防署はありません(大月市消防署丹波山出張所はあります)。初期消火や後片付けは消防団の重要な任務です。村民の一人になるということは、地域を守る一員になるんだ、とは分かっていても、実際の火災現場に赴き、燃え盛る家々を前に消火活動を実践するとは、思ってもいませんでした。


肌を撫でる炎の熱さ、放水飛沫の冷たさ、容赦なく家々を飲み込む火災の恐ろしさは、忘れることのできない感覚です。二度と、このような経験をせずに済むよう心掛けていきたいと思います。
現在、丹波山村では昨年10月に起きた8棟に及ぶ火災の復興費をクラウドファンディングで令和7年2月31日まで募集しております。丹波山村の都内からの玄関口にあたる鴨沢地区の復興にご協力お願い申し上げます。
寄付及び詳細のご確認はこちらのプロジェクトページをご覧ください。
https://www.furusato-tax.jp/gcf/3721