秋の丹波山 高尾天平ハイキング

山頂は開けて平らな高尾天平

紅葉が麓でもちらほら見え始めた先週末。丹波山村の裏山「高尾天平」に家族でハイキングに行きました。私は丹波山村に移住してから周囲の山に登っていましたが、家族で行くのはこれが初めて。というのも、丹波山村の周囲の山々は急峻な登り口が多く体力に自信のない家族を連れて行くのに躊躇していたからです。

前日に地域おこし協力隊員の取材をしに高尾天平に登った時に山頂付近が紅葉していたことを話すと、意外にもあっさり「行ってみたい!」と言われたので早速おにぎりを作ってハイキングに行くことにしました。

登山口はいくつかありますが、丹波山村からみて小菅側のここがオススメ

丹波山村の名所の一つ「ローラーすべり台」に続く急坂を上がって行くと登山口があります。土日は今川峠からの車やバイクの往来が比較的あるので注意が必要です。また、登山口は急登で狭いので見過ごさないように。

登山口の標高は約700mくらい

尾根沿いに登っていきます。少しジグザクな感じの登山道ですが危険な箇所は殆どなく、のんびり歩いても1時間ちょっとで山頂に着きます。しばらく歩くと汗をかいてきたのか、二人とも上着を脱ぎ私のザックに突っ込んで来ました。

息子は結局半袖に

山頂に近づくにつれ紅葉が見え始めます。頭上の紅葉も美しいですが、道に生えたキノコやいのししが掘り返した跡、斜面に続くケモノ道など子供に教えながら進みました。当初は文句ばっかり言って歩くことを渋ると思っていた息子が意外にもサクサク歩くことに驚きました。

丹波小がよく見えました

山頂の一歩手前で村の家々や車がミニチュアみたいに小さく見え自分が登ってきた高さに喜んでいました。

空が広い山頂

高尾天平はその名の通り山頂付近は平らで開けています。明るく澄んだ秋の空が印象的。周囲の眺望はあまり良くありませんが、広々とした雰囲気は実に気持ちが良いです。
広い道脇でお弁当を広げると山道を走るトレイルランナーが一人通り過ぎました。この山に入ってこの日初めてすれ違った人です。名山でもなんでもない静かな山ですが、トレイルランナーの人には好評のようです。実際、ルートによっては下りは結構楽しいと思います。

下りは村道を通って帰りましたがアスファルトの上は不評でした

高尾天平は大菩薩峠方面に向かって歩くとアップダウンの続くダートの林道になり、藤タワという分岐が現れます。西に行くと大菩薩峠に繋がり、北は貝沢川方面、東はマリコ川沿いの村道で今川峠に繋がります。登山は下りの方が危ないので村道を選択しましたが、アスファルトの下りは単調な上に落石した小石がまばらにあるので歩き難く大変不評でした。まさか下りでこんなに文句を言われるとは思いませんでした。次回は山道を下って帰ろうと思います。

高尾天平の標高は1036m。獲得標高300mちょっと。大人の足なら2時間で行って帰ってこれるくらいの距離ですが、のんびり山頂で軽食をとったりしていたので3時間半くらいかかりました。麓に戻ったらそのまま温泉「のめこい湯」へ。村民は大人300円、子供無料!汗を流したら、灯里さんでちょっと遅めのランチ。

こんな感じで遠くまで行かなくても、そんなにお金を使わなくても、丹波山村なら自然も温泉もグルメも楽しめます。ちなみに、このあと村の健康祭というイベントがあってお伺いしましたが、ストレス評価ほぼゼロ、血管年齢は28歳(ここ自慢)でした。山登って温泉入って美味しいもの食べたらそりゃぁ健康でしょう(笑)。皆様も秋の丹波山村によってかっせ〜。