【奥多摩穴場スポット紹介】将門公伝説!七ツ石山への登山道へようこそ!

春眠暁を覚えずとは言いますが、私からすれば冬のしんとした空気ほどお布団からの脱出を拒むものはないと思う今日この頃、みなさんはいかがお過ごしですか?

お部屋でぬくぬくと映画や読書を楽しむのも冬の楽しみですが、外に出て冬の澄んだ空気を景色いっぱいに楽しめるレジャーといえば、やっぱり私は登山がおすすめですね。

寺山修司は「書を捨て街に出よ」と言い残していますが、今回私は書を家に置き山へ行ってきました。東京都奥多摩町との県境にある七ツ石山です!首都圏にお住まいの方で登山が趣味の方にはちょっとした有名どころである七ツ石山は、最近(といっても数年前からですが・・・)登山者に対しておもしろい施策が登山道にされているんです!今回は皆さんも私と登山をしているような感覚で七ツ石山登山記事を読んでみてください!

さて、京王バスのバス停「鴨沢」すぐ上にある「雲取・七ツ石山登山道」の入口へ進むと、何やら光り輝く看板が!

これは、丹波山村の地域おこし協力隊の方々が活動の一環として七ツ石山に伝わる平将門(平安時代中期の関東の豪族)の伝説を登山ルートに沿ってその紹介をする看板を設置しており、登山者の方が将門公が東国へ逃れたとされる道のりを追体験しながら登山を楽しむことができます。

さて、村営駐車場までの道のりはコンクリート敷きの歩きやすい道が続きますが、タバスキー看板からの道のりは段々と険しくなってきます。

バラの花とギターのキーホルダーらしきものがお供えされています。詳細は分かりませんがこちらの神様はダンディな神様なのかもしれませんね。

おそらく手作りの畑囲い。こんな山奥だからこそ、シカなどの獣害被害対策は大変です。

確かにお風呂の窯のような形の岩ですね。こんなところで露天風呂と洒落こむとは将門公ご一行は案外楽しみながら登ったかもしれませんね。

ここは、将門公が休憩した場所だそうで、鎧の胴を置いたから「堂所」となったということです。休憩には持って来いなちょっとした広場です。わたしもここでお昼をいただきました!さあ!もうひと頑張りと張り切ったところ、すぐ近くに別の看板が・・・

将門公の奥さん紫の前が自刃したとは・・・そんな悲しい出来事があったんですね・・・

いよいよ険しくなる登山道は、分かれ道が段々と出てきてくるようです。注意しなくては・・・

七ツ石小屋にてしばしのリフレッシュ。ここの小屋番である素敵な藤本さんご夫婦と七ツ石小屋の記事は後日掲載しますのでお楽しみに!

七ツ石小屋を超えた先には、再建された七ツ石神社が!帰宅までの安全を祈願しておきます。お社の後ろにはこんな巨岩が連なっています。これがわら人形から変化したという話は、昔の人たちの豊かな想像力を感じさせてくれますね。

ついに登り詰めました!七ツ石山頂からの景色は最高!見てください富士山も薄っすらと見えます!

救急隊のヘリコプターでしょうか?飛んでいるとことを間近に見れてラッキーです。

そんなことで、下山です。ビールかコーヒーか・・・車でなければビール飲みたかった・・・

いかがだったでしょうか?今回登ったルート以外にもブナ坂から雲取山へ抜けるルートもありますし、季節によっては様々な自然を見せてくれるでしょう。皆さんもぜひ実際に上ってみてはいかがですか?