サルの里帰り

この季節は道によくニホンザルの親子が柿を食べに里に降りてきて、私たち人間と出会う機会がよくあります。

丹波山村の里にはそこら中に柿木が植えてあって、特に今年は豊作のようで私たちも季節の恵みに嬉しくなるのですが、それはサル達にとっても同じようです。

実りの秋に人間たちが食べきれないほど生った柿を私たちを警戒してか、こっそりそろりと柿の木に近づいて柿を食べる姿は何だか可愛く思えてきます。これも自然豊かな山奥の村ならではの風景でしょうか。

もちろん、農家さんなどにとっては害獣の側面があったり、野生動物ですから、危険はありますので、むやみに近づいたりエサを上げたりはしないで下さいね。

寒さ厳しい雪山で冬を越すために、秋の実りをたくさん食べて栄養をしっかり溜め込んだサル達は、秋の始まりと共に里帰りに来て、秋の終わりとともに里から山へ帰るのでしょう。