令和4年度 丹課学習発表会が行われました

先日、毎年丹波中学校の学生が総合の時間に取り組んでいる丹課学習の発表会が行われました。
丹課(たんか)学習では、
自分たちが住んでいる丹波山村を知り、更により良い未来につなげる為に何ができるか、または何をしたいかをテーマを決めて学習を行います。
その内容をまとめスライドで分かりやすく発表する会が丹課学習発表会です。

現在丹波中の生徒は9人います。村出身の子は1人だけで、残りは山村留学の生徒たちです。特に1年生の時はこの村に住んで半年、、という生徒もいます。そんなあまり村のことを知らない中で、人口の減少が進み過疎地といわれる丹波山村のより良い未来のために学習発表するのは簡単ではないと思いますが、知恵をしぼり一生懸命取り組んでいる様子がうかがえました。
3年生においては1年生の頃からのテーマを3年間通して行い3年目に具体的な形にする生徒も少なくありません。毎年この発表会では子供達に関心させられっぱなしです。
ちなみに今年のテーマはこのようなものでした。

子供達の発表で、大人たちが何か感じ取り、実際の村の活性化につながるといいですね

近年はコロナ禍で発表を見に来る人数を最小限にとどめていましたが今年は緩和され、丹波山村にかかわる多くの方がこの発表を見に来られました。
そのせいでいつもよりオーディエンスが増え、子供たちは緊張していたようにも思いますが、みんな頑張って発表していました。
内容ももちろん大切ですが、大人たちの前でたった一人でマイクを握って発表するというこの経験こそが子供たちの将来にきっと役立つのではないかなと思います。
丹波中の生徒は人数が少ないので、どんな授業や集会の時でもしっかり参加しているという印象を受けます。いわゆる大きな学校では第三者的な立場になってしまいがちですよね(私はそうでした💦)。でも丹波中の生徒は先生の話をいつでも自分と相手の2者で話しているように真剣に聞いてリアクションします。
そして人前で質問や意見を言うことに対して物怖じしない人物が形成されているなと感じます。
発表の苦手な私は、私もこの中学校に来ていたら違う自分になっていたのかなと、思うこともあります(笑) 。

緊張していたようには思えない堂々とした発表が続きました。みなさんお疲れ様でした!

ちなみにこの今年度は初の試みで小学生の学習発表会と合同開催でしたので、最初小学生の発表をみてからの中学生の発表となっていました。
かわいくて一生懸命な小学生に癒されましたよ。小学生のころから人前で発表することに訓練されていってるのだなと感じました。

<親子山村留学制度>  
丹波山村には親子山村留学制度というものがあります。小学生、中学生の子を持つ親子であればどなたでも利用できます。
金銭的な部分でもかなり村の援助が受けられますし、少人数の強みは子供ひとりひとりの個性に寄り添ってくれるので、大人数の中にいるのが苦手な子にもおすすめです。
自然が好き、虫が好き、という子はもちろん、人前で堂々と話せるようになりたい!という子にもおススメかと感じます。
丹波中学校にご興味のあるかたはぜひ丹波山村のホームページから山村留学についてチェックしてみてください!
https://www.vill.tabayama.yamanashi.jp/kurashi/sanson/