保・小・中の「みそ作りプログラム」みその仕込みを行いました!

今年度も、丹波山村で発酵食品の加工品(たばみそ、ピクルスなど)の製造販売、また昨年4月同村において「オオカミ印の里山ごはん」をオープンされた坂本裕子さん指導による、「味噌作りプログラム」 が保育所、小中学校で行われました。
このプログラムでは、1年を通して、大豆の豆植え→苗植え→収穫→脱穀 を自分たちで行い、最終的に味噌の仕込みまでを行います。

今年度も残り1か月となった2月中旬、保育所の子供達と小中学生がそれぞれ味噌の仕込みを行ないました!
自分たちが1年をかけて作業をしてきた大豆を使っての味噌作りですから、とても興味深く、楽しんで取り組んでいた様子がうかがえました。
今年度の作業工程と一緒に作業の様子をまとめてみました。

4月  「豆植え」

大豆は種ではなく、大豆をそのまま植えるなんて知りませんでした。

5月 「苗植え」

成長した大豆の苗を畑に植え替える作業です。最後にたっぷりお水をあげました。

夏の終わり、立派にせいちょうして枝豆となりました。少し拝借し茹でて食べました。

保育所の子供達かわいいです

11月 「収穫」

小中学生が力を合わせて作業します

12月 「脱穀」

まずは「大豆のこなし作業」。ペットボトルで房をたたいて大豆をとるのですがこの作業が大変そうです
取った大豆を脱穀機にかけて綺麗にします。中学生が脱穀機を初体験!

2月 「みその仕込み」

いよいよ楽しみにしていた仕込み作業。保育所と小学校でそれぞれ行われました。

まずは、茹でた大豆を潰します。子供なので大胆に足でふみふみ!
塩切り麹 ( 麦麹と米麹と塩 )をまんべんなく混ぜます。たばやまの味噌は珍しく麦麹が半分以上を占めています。昔、田んぼのない丹波山村ではお米は大変貴重なものだったからだそう。
潰した大豆の中に、よく混ぜた塩切り麹をいれて混ぜ、さらに大豆のゆで汁を加えてよーく混ぜ合わせます。粘土遊びのようにも見えますw
よーく混ざったら、ボール状に丸めて・・・
容器の中に思いっきり投げ入れます(空気を抜くため)!
全部投げ入れたら表面を平らにして、蓋をします。

これでみその仕込みは完了です。最後に去年のこの時期に仕込んだみそが完成したということで、坂本さんから子供たちに渡されました。きっとおうちの方も喜びますね!

容器に思い思いのイラストを描いて自分だけのオリジナルみその完成!!

みそ作りを通して、作り手の大変さや、ふるさと丹波山の伝統を学んだ子供達。きっとどんなお味噌より美味しく感じるのでしょうね。
また保育所、小学校、中学校の子供たちが一緒になって一つのことに取り組むことは小さな村だからこそ出来ることだなと感じました。
丹波山村だからこそできる「年間を通しての味噌作り」はこれからも続いて欲しいですね!