丹波山村の自然が育む学びの場 ハルちゃんの釣教室

〜夏休み最後の日は「つくる」「とる」「食べる」〜

夏休み最終日の8月25日、丹波山村の小学生を対象とした特別な釣りイベントが開催されました。この企画を主催したのは、地域おこし協力隊員の村上 陽基さん


自分だけの道具で、ものづくりの楽しさを知る

イベントは、釣り竿作りから始まりました。子どもたちはまず、村の竹藪へ。許可を得て、子どもたちが自ら竹をノコギリで切り出す作業に挑戦しました。

竹を切り出した後は、節を整えたり、ガスバーナーで炙って強度を高めたりと、一つひとつの工程に真剣に取り組みます。試行錯誤を繰り返しながら、世界に一つしかないオリジナルの竹竿が完成すると、子どもたちの顔には大きな達成感が浮かんでいました。身近な自然素材が、少しの工夫で便利な道具に変わる。丹波山村に暮らす子どもたちだからこそ体験できる、貴重な学びの瞬間です。


命と食のありがたみを学ぶ

自作の竹竿を手に、次に向かったのは村営釣り場。真新しい竿でニジマス釣りに挑戦する子どもたちの目は、期待に輝いていました。釣った魚をその場でいただく一連の体験は、「命をいただくこと」や「食のありがたみ」を肌で感じさせてくれました。

魚が焼けるまでの間、牛乳パックで作るホットドッグ作りもしました。こちらも大成功!

村上さんはこのイベントを通じて、子どもたちに「自ら作る喜び」と「命の尊さ」を伝えたかったと言います。都会ではなかなかできない、自然を生かした体験型学習は、丹波山村で子育てする魅力の一つです。豊かな自然がすぐそばにあるこの村でこの夏、かけがえのない経験を積んだ子どもたちは、これからもたくさんの発見と学びを続けていくでしょう。