原木舞茸伏せこみ体験 開催!自然の恵みを育む一日

~オーナー制度で関係人口を創出、村の活性化へ~

令和7年6月21日、山梨県丹波山村の「丹波山倶楽部」が主催する「原木舞茸伏せこみ体験」が、村内の畑で盛大に開催されました。東京都内などから集まった原木舞茸オーナーの参加者は、丹波山倶楽部が管理する「FARMER’S WOOD CABIN OKUAKI CAMP」に集合。代表の青柳雄大さんによる原木舞茸の丁寧な説明に耳を傾け、期待に胸を膨らませました。

大地と繋がる喜び、舞茸が育む豊かな恵み

説明の後、参加者はいくつかのチームに分かれ、原木舞茸の畑へ。寒冷紗が張られた畑では、舞茸菌がしっかりと回った楢の榾木(ほだぎ)を植え付ける作業が行われました。榾木よりも少し深く掘られた畑に丁寧に榾木を敷き詰め、その上から土をかぶせていきます。榾木が隠れる程度の土(2~3cm)を、手や鍬を使って丁寧に埋め、仕上げに落ち葉を振りかけます。参加者たちは、秋にはこの大地から花のように舞茸が顔を出す姿を想像しながら、真剣な表情で作業に没頭していました。オーナーには、収穫された舞茸の中から厳選された逸品が届けられるとのことで、中には5kgを超える舞茸が収穫されることもあると聞き、驚きの声も上がっていました。

丹精込めた菌付け作業、丹波山村が誇る「味」と「香」

体験後は、原木舞茸に舞茸菌を付けて培養する工場を見学。ほんの少しでも雑菌が入ると榾木がカビてしまうため、菌付けの際には細心の注意と丁寧な作業が求められることが説明されました。多くの手間暇と情熱を注ぎ、秋には立派な舞茸へと成長させる丹波山倶楽部の取り組みに、参加者たちは感銘を受けている様子でした。「香り松茸、味しめじ、それをも凌ぐ丹波の舞茸」というキャッチフレーズに恥じない、丹波山村を代表する農産物への誇りが感じられる時間となりました。

交流を深める一日、丹波の自然を活かした関係人口の構築

その後、丹波山村のグリーンロード沿いにある他のきのこ栽培施設を見学し、キャンプ場に戻りました。ランチタイムには、タバカフェ特製の鹿肉と舞茸の煮込みハンバーグが振る舞われ、参加者たちは地元の食材をふんだんに使った料理を堪能しながら、今日の体験を振り返り、交流を深めました。

この日の丹波山村は、梅雨時期にもかかわらず、爽やかな風が吹き抜ける、過ごしやすい一日でした。時折日差しが強く暑く感じられましたが、イベントに参加した方からは「東京に比べたら全然暑くない!」との声も聞かれ、丹波山村に住んで2年になる筆者も、すっかりこの地の気候に身体が慣れたことを実感しました。

今後も丹波山倶楽部では、原木舞茸の伏せこみイベントが予定されています。自然の中で「本物」の体験をしたい方は、ぜひ舞茸オーナーになることをお勧めします。オーナーには「丹波山倶楽部メンバーズカード」が発行され、村の温泉「のめこい湯」が村民と同じ300円で利用できるなどの特典があります。

このようなイベントを通じて生まれる村外の人々との交流は、丹波山村にとってかけがえのない「関係人口」を生み出し、村の活性化に大きく貢献していくことでしょう。丹波山村は、これからも多様な形で村の魅力を発信し、多くの人々とのつながりを育んでまいります。

農業組合法人 丹波山倶楽部
https://tabayama-club.com