未来のプログラマーを育てる!丹波山村でのマイコン体験会実施

3月20日、丹波山村で長野県の公立諏訪東京理科大学の先生を招いた中高生高学年児童向けのマイコン(マイクロコントローラー)を使用したビジュアルプログラミングの体験会が開催されました。このイベントは、DX(デジタルトランスフォーメーション)やIoT(Internet of Things)に注目が集まる現在において、子どもたちに制御マイコンを使用した通信機器やプログラミング技術を視覚的に理解し、実際に動かして楽しく学んでもらうことが目的です。

視覚化されたプログラミングコード

参加者は小学生、中学生、高校生の3人で、M5Stackという人気急上昇のマイコンモジュールを使用しました。プログラミングはUIFlowと呼ばれる開発環境を使い、日本語で表記されたブロックを組み合わせることで行われました。これにより、数字やアルファベットのコードではなく、コマンド(命令)を直感的に操作できる環境が提供されました。

マイコンにモジュールを差し込むだけなので特別な工具は使用しません

参加者たちはパソコン上でプログラミングするだけでなく、そのコードをマイコンに送り、実際にパーツを動かして遊ぶことができました。トライ&エラーを通じて学習し、正しく動くこともあれば、予想外の動きをすることもありましたが、その過程で子どもたちは自ら考え、問題解決のスキルを養うことができました。

特筆すべきは、大学の先生が講師として参加し、子どもたちが熱心に学ぶ姿です。彼らの興味や関心を引き出し、テクノロジーに対する理解と興味を深めることができたと思います。

このような体験会は、丹波山村の子どもたちにとって貴重な学びの場であり、将来のテクノロジー分野への関心や進路選択にも影響を与えるかもしれません。今後も、このような教育イベントが積極的に行われることで、丹波山村のような地域の子どもたちでも豊かな知識と経験を得られる環境が整えられることを期待しています。

共催:梅鉢不動産株式会社
https://sites.google.com/umebachi-hudosan.jp/site
共催:公立諏訪東京理科大学隼征矢隼人講師、渡辺毅特任准教授
https://www.sus.ac.jp/
協力:地域おこし協力隊 樋口雅紀